Mediumのススメ

— Mediumとnoteは競合しないー

Mediumを使い始めて少し経ち、すごくおすすめしたいので記事にしてみました。

Mediumとnoteは競合しないと思う理由と、その後Mediumの好きな部分をあげていきたいと思います。Medium好きバイアスがかなりかかっています。笑

noteとは競合しない

日本だと、競合サービスのnoteとよく比較されます。しかし、noteとは本当は競合しないのではと思います。

根本的な思想が違う

まず、noteとMediumは性格が違います。

noteは、個人のマネタイズを重視しています。noteの公式サイトにはこうあります。

文章や画像、音声ファイルの記事（ノート）を簡単につくり、 つくった作品を手軽に売り買いすることができます。

素晴らしいコンテンツにはそれ相応の対価を支払うべきで、埋もれてしまいがちな個人にその機会を提供してくれる環境がnoteなのではないでしょうか。つまり発信者を重視しています。

それに対してMediumは、コンテンツありきです。マネタイズは二の次です。

Mediumは本来コンテンツのためにあります

MediumはTTR（Total Time Reading）を主軸としており、PVではなくどれだけ読まれたかが大切です。記事の「質」をいかに大切にしているかが見て取れます。そのため「誰が書いたか」は、あまり関係ありません。マネタイズも徐々に出来るようになってきましたが、これも良いコンテンツが浸透し始めてこそです。

似たようなサービスなのですが、元になる考え方が違えば、雰囲気も違います。ユーザーを取り合うというというよりは、個人が好きな方に寄りつく感じでしょうか。

Mediumの好きなところ

とにかくUIがスマート

他の方々がすでに言及されていますが、UIが使いやすく、美しく、無駄がありません。私の一番好きな点は正直ここです。笑

ライティングもさることながら、リーディング環境もとっても素敵なのです。

ページも質の良いマガジンを読んでいるような気分です。

Mediumはカスタマイズの自由度が低いと言われていますが、これからもそうであってほしいです。表示に統一感がありストレスを感じず読むことに没頭できます。カスタマイズし放題で、スペースやフォントや色がバラバラでカオスなMediumなんて見たくありません。

One of our goals was to make it dead simple to write and present a beautiful story without having to be a designer or programmer. Ev Williams

Mediumの素晴らしいところはデザイナーやプログラマでなくとも美しいストーリーが作れるところにあるのです。

（ちなみにnoteは、写真の横にスペースが入ったり、最上部に出てくる読み込み表示が輪っかと横に伸びるものと一緒についてきたり、細かいですが色々気になります）

良い記事を読むことに集中出来る環境

InstagramがSNSの中で質のいいお洒落な写真が多いように、Mediumの記事は、質のいい熟考された記事が沢山あります。何かを伝えたい、メッセージ性の強い文章に巡り会えます。そのため、落書きのような記事が存在しづらいです。

また、Mediumのアプリは無駄がなくシンプルです。要素も必要最低限です。日本語化されていないといっても、しなくても十分なくらいシンプルです。

アプリと言うと、facebookが「Instant Article」という新サービスを始めています。以前からfacebookアプリ上での記事読み込み速度は遅く、ニュースフィード上で読むことが出来ず決して使い心地はよくありませんでした。しかしこの新サービスはfacebook上で素早く読むことが出来ます。

ブラウザとアプリ間を行き来することはユーザーにとってストレスになる為、アプリ内で完結できるのはユーザーとって優しいことです。

Mediumのようにアプリで記事を読む環境がこれから主流になるかもしれません。

検索とは違った世界

Mediumには、キーワード検索では得られない良質な記事との出会いがあります。

もちろん検索の精度も優れていますが、SEO的に強い大きなメディアが上位表示されたり、最近書かれた個人の記事がすんなり上位にくることも少ないので、Mediumで出会う記事とは種類が異なります。

また、日本だけのドメスティックな情報だけでなく、世界の文章に簡単に触れることができます。

とにもかくにも、使ってみるのが一番なので、ぜひサインインしてみて下さい。（ちなみにログインのしやすさも好きです。）